事業成果を出す組織を作るの実績紹介

人事図書館様にて「本質的な人事施策のつくり方」をテーマにセミナーを実施しました

2026年9月14日(月)に人事図書館様開催のセミナーに登壇いたしました。

■セミナーテーマ

事業と組織体制から逆算する、本質的な人事施策のつくり方

〜手段が目的にならないための「自社棚卸し」ワークショップ〜

 

■セミナー概要(実施済み)

人事施策(採用・育成・評価制度・HRBPなど)は、あくまでも事業を成長させるための「手段」です。
しかし人事部門にいると、本来手段であるはずの人事施策そのものが目的となり、事業や組織とのつながりが薄れ、 「本当に会社に必要な施策なのか」を見失ってしまうことがあります。

本セミナーでは、人事担当者・責任者の皆様が事業と組織を見る視点をチューニングし、 「事業 → 組織 → 人事施策」の順で考える思考法を、ワークショップ形式で体験していただきます。 自社の事業や組織を俯瞰して整理することで、自社にとって本当に必要な「本質的な人事施策」を考える視点を身につけます。

 


13年間、人事を経験する中で感じてきた疑問をテーマに

今回のセミナーは、私自身が約13年間、人事の仕事に携わる中で感じ続けてきた疑問を出発点に企画しました。

採用、育成、労務、人事制度、人事企画。

それぞれ非常に専門性の高い仕事ですが、担当領域ごとに仕事をしていると、ときに「何のためにこの施策をやっているのか」が見えにくくなることがあります。

そこで今回は、具体的な採用手法や評価制度のつくり方を学ぶのではなく、人事施策を考える前に、自社の「事業」と「組織」を一度見直してみることをテーマにしました。

講義の内容については、下記ブログ記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

私が感じているのは、人事は専門的なポジションであり、業務の時間を離れて自分で学習することが必要な部署です。人事図書館様の壁一面に敷き詰められた本を見て、人事・組織でまだ知らない知識がたくさんあることにワクワクしつつ、このような場で皆さんに知識の共有をできたことを嬉しく思います。


講義だけでなく、自社を題材に考えるワークショップへ

当日は、講義だけでなく参加者の皆様自身の会社を題材とした2つのワークを実施しました。

前半では、自社がどのような事業を行い、誰にどのような価値を提供しているのか、これから事業がどこへ向かおうとしているのかを棚卸し。

後半では、記憶を頼りに自社または自部署の組織図を書いていただき、部署、人数、管理職、指示系統などを一枚の図にしました。

そのうえで、

「気になるところはどこか」

「なぜこの形になっているのか」

「もっと確認したいことは何か」

を考えていただきました。

正解を教えるためのワークではなく、普段の担当業務から少し離れて、自社を違う角度から眺めてもらうことを狙った設計です。

実施して見て感じたのは、一口に「人事」といっても所属している会社によって置かれている状況や役割がさまざまだということ。たとえばベンチャーの一人人事の方もいらっしゃれば、営業と兼任していて人事畑は初心者だという方もいらっしゃいました。

そして、事業と組織の状態もバラバラでした。このような状態では、教科書どおりの人事施策を自社に当てはめようとしても上手くいかないことは自明です。

これが、自社の中に閉じこもっていると、いかに事業・組織・人事の状態が自社特有の状態なのかが分からないのです。

今回のセミナーでは、平日の夜にも関わらず参加者にお集まりいただきました。

折角のこの機会に、同じ悩みを持った参加者同士が交流できることがセミナーの醍醐味でもあります。2回のワークの時間で席替えをしながら、なるべく多くの方と交流できるように工夫しました。

ワークの時間もかなり盛り上がり、どのチームも時間が足りないくらい話が共有されていました。自分だけでは気付かない視点を得ることができたり、自分の中に気付かぬこだわりを発見したりと、セミナーにご参加いただいた時間を有効活用できたかと思います。

参加頂いた皆様は、他社と比較する時間が持てて視野が広がったと仰って頂きました。

私もそのような時間を提供できて非常に嬉しく思いますし、個人的にこのような人事人材の皆様が学べる場を提供したいという気持ちが強くなりました。

 


参加者の皆様からいただいた声

セミナー終了後のアンケートでは、特に「組織図」「構造から考える」という点について、多くの感想をいただきました。

「組織図を眺めることが本当に大事なんだなと実感しました」

「組織図を作ってはいたものの、改めて自分で作ると、いかに歪かがよく分かりました」

「構造から発想する足がかりとして、『組織図に着目する』という視点は非常に大きな学びとなりました」

「これまでは現場の業務レベルでしか把握できておらず、不足をその都度埋めるような場当たり的な発想にとどまっていました」

また、

「現場を知って、とはよく言われますが、必ずしも現場が正解でもなく、視座が低いこともありモヤモヤしていました。事業により関心をもち、組織図から課題を考える、は参考になりました」

という声もいただきました。

私自身、現場を見ることをとても大切にしています。ただし、「現場を見る」ことと、「現場から出てきた意見をそのまま人事施策にする」ことは同じではありません。

事業を見る。組織を見る。現場を見る。

それらを行き来しながら、「本当に解くべき課題は何なのか」をジレンマを抱えながら考え続けることが人事には必要だということが私からのメッセージです。

 

セミナーの内容を一部ブログ記事にまとめましたので、ぜひご一読ください。

その組織図、いつからその形ですか? ― 事業の変化から考える「組織」と「人事」

 


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